Fountain Pen Teardown

万年筆・ボールペン・シャーペンを中心とする「モノ語り」

ノブレス・オブリージュならぬノブレスというボールペンです。

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ステンレスボディに金めっきと思われるトリムのコンビになっています。全面が金属ということもあってか、15.4グラムとそこそこずっしりとしていて質感もなかなかよく、デザインも長身痩躯でかっこいいです。刻印は上の円錐部分に MONTBLANC-NOBLESSE-GERMANY と小さく刻まれているだけになっています。天冠のホワイトスターがなければなかなかモンブランとは気づかれにくいでしょう。

面白いのは、天冠を押すと芯が出るのですが、天冠をもう一度押しても格納はされません。どうするかというと、クリップの部分を持ち上げると格納されるようになっています。説明書がないと使い方には結構気づきにくいかもしれません。

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まだやったことはないですが、他人に貸したりすると結構わからない人がいるはずなので、貸してあげて、芯が戻らず困っている反応を楽しむという、ちょっとした意地悪にはちょうどいいペンかもしれません・・・

よく売れたようで、中古での流通量はとても多いようです。そのためか相場も手ごろな感じになってます。中古店でもよく程度良好な個体が1万円未満で掲載されているようです。

口金を外すとリフィルを交換することができます。リフィルは昔の長いタイプで、現行リフィルをつけるにはアダプターが必要になります。

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参考サイト
http://members.jcom.home.ne.jp/fullhalter/itosiki_74.html
http://pelikan.livedoor.biz/archives/50796769.html
 

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分類としては、ティファニーのボールペン、ということになるでしょうか?

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クロスのセンチュリー(クラシックセンチュリー)そのものなのですが、クリップには TIFFANY & CO. 14K と刻印されています。いわゆるダブルネーム品です。ティファニーのボールペン にはクロスが作ったといわれているモデルもありますが、この個体はクロスのブランドも堂々と入っていますし、センチュリーとの違いは刻印以外全くありません。

どういう経緯で販売されていたのかなど資料がなくはっきりしたことは知りません。仮にティファニーの店で販売されていたとすると、あくまでもティファニーのボールペンということになると思いますので、ティファニーのボールペンとしておきました。

ebay ではダブルネーム品は14金製、スターリングシルバーともにたまに出品されているようですが、前者は後者に比べると見かける頻度は少ないです。

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14金製のいわゆる「14金無垢」軸になります。クロスの14金ボールペンは以前紹介したことがありますが、それに比べると何となく新しそうな雰囲気です。中のシャフトも一番安いモデルと共通のクロームめっきになっており特別感に欠けます。

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クリップ上には CROSS 14K GOLD MADE IN USA と刻まれています。よく見ると、ティファニーのシリアルかなにかと思われる落書きのような文字も刻まれています。

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真鍮にクロームめっきされた口金です。エンジンターンされている平行線は2連です。

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特に珍しいことはないステンレスのタルガです。

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特に万年筆として欠点があるわけではありませんが、相場は比較的安くお手頃な価格で取引されているようです。不人気というわけでもないのですが、供給が潤沢にあるためと思われます。

エントリークラスということもあって大量に売れたため多く流通しており、しかし一応舶来品で捨てるほどのものでもなさそうなため売りに出される、といったところではないかと勝手に根拠もない想像をしています。

これも何かを買ったときについてきたもので、購入後しばらくは存在自体意識していませんでした。

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下の参考サイトによれば登場は1980年で、ボディはブラッシュ加工のステンレス製とのことです。トリムの部分も銀色となっていてホワイトドットを除けば銀と黒のツートンカラーになっています。

もちろんタルガなので両用式です。

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キャップに SHEAFFER MADE IN U.S.A. と刻まれています。

これもミントっぽい感じでシールも残ったままです。一応インクはついているので全くの未使用ではないようですが・・・

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SHEAFFER USA とだけ刻まれているシンプルなニブです。おそらくステンレスか何かの卑金属合金と思われます。パラジウム合金ではないでしょう。14金のインレイドニブに比べると硬い気がします。ちなみにほぼ同じ外装でペン先が14金、トリムが金色の1001XGという上位モデルもあります。

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参考サイト
http://www.sheaffertarga.com/fountainpenlist.htm 続きを読む

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クロスの「センチュリー・シグネット」という廃盤になったボールペンを紹介してみたいと思います。

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自分の持っている2009年のカタログでは本体価格13000円で掲載されています。それによると、このラインはクロスが1930年代に販売していた万年筆をデザインモチーフにしているんだそうです。軸に3連のラッカーバンドがまかれています。

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ちなみにこのスターリングシルバーはシグネットでは一番安いモデルで、ラッカーバンドは「プラチナ」(本体価格16,000円)「23金ヘビープレート」(18,000円)というモデルでは4連、最高級の「18金ムク」(190,000円)では5連まかれています。

最低価格のモデルが銀軸なので、クラシックセンチュリーに比べると結構高級なラインになるでしょうか。ちなみに当時クラシックセンチュリーのスターリングシルバーは11000円で掲載されていました。

クラシックセンチュリーとはデザインモチーフ的に共通点はありますが、玉のクリップ、長い口金など差異は多く共通部品はほとんどありません。

購入後ほとんど使っていないためか、銀が硫化して黒っぽくなっており独特の雰囲気を醸し出しています。新品当時は明るい銀色でした。





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クリップのロゴは現行と同じです。古式ゆかしいクラシックセンチュリーは筆記体の旧ロゴのほうがいいと思いましたが、モダンな感じのシグネットにはこの現行ロゴが似合っています。

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CROSS  925 SILVER AXT CAP/BARREL と刻まれています。中国製だからか生産国の刻印はありません。箱のシールには MADE IN CHINA と書かれていました。

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クロームめっきの長い口金がかっこいいと思います。黒く硫化した銀部分との対比が印象的な感じです。卑金属なので METAL と刻まれています。

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銀が硫化してくると新品当時とはまた違った雰囲気になってくれます。キャップリングにも METAL と刻印されています。

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非常に気付きにくいのですが、クリップの裏側にも METAL と刻印されています。これに気づいた持ち主の割合はどれぐらいなんだろう?

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地金は結構分厚いです。 だからか、結構重めです。コストがかかっています。

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現在は生産終了になっており入手難なのですが、たまにキングダムノートで見かけますので探している人はチェックしてみてはいかがでしょう。

 

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イギリス製の9金ペンシルです。

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古典建築のようなプロポーションのとても美しい回転繰り出し式ペンシルです。鉛筆のようなヘキサゴナル(6角形)になっており、6角のうち3面はバーリーコーン模様がエンジンターンされており、残りの3面はプレーンになっています。

天冠に MADE IN ENGLAND と刻まれているだけで、ブランド名の刻印はありません。

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ケース(外装)は9金製で、ホールマーク刻印は胴軸、天冠、クリップ、口金の4か所にそれぞれあります。

メーカーズ・マークは往年のヤード・オ・レッドのペンシルによく見られたジョンソン・マッセイ JM&Co. となっています。ロンドンの刻印で、デート・レターは小文字 i のようですので1964年に刻印されたようです。

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クリップをよく見ると 9-375 刻印があります。

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口金にも9-375刻印があります。先端まで9金製なので落とさないように細心の注意が必要です。

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天冠を外すと予備芯を入れることができるスペースがあります。芯を1本取り出すことのできる穴が開いたキャップがついていますが、これも取り外すことができます。

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本体の長さの割にはあまり長い芯は入れられないのですが、1.18㎜なのでとても太く筆記距離が長いためそれほど問題にはならないと思います。

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クリップも9金なので緩みやすいと思われます。あまり分厚いものは挟まないほうがいいでしょう。金合金でもこれぐらい低品位だとあまり安定ではないようで、結構変色が見られます。

9金という品位の金合金は基本的に18金や14金などに比べて非常に柔らかいですので、へこむのが怖くて実用はとてもできません。デザインはとてもきれいですが実用向けではないです。

これの銀製バージョンは以前紹介したことがありますが、そちらのほうが実用向きでしょう。

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